画像の挿入とメディア:ビジュアルで伝えるimg・iframeタグ
第5回では、Webサイトに欠かせない画像を表示する `` タグの記述方法と、YouTubeなどの外部サービスを埋め込む `
1. imgタグの基本構文と「空要素」
Webサイトに写真やイラストを挿入する場合は、img(Image)要素を使用します。
imgタグは、終了タグ(</img>)を持たない「空要素(からようそ)」であり、コンテンツを挟み込むのではなく、タグ自体に画像ファイルの情報を属性として記述します。
<img src="images/photo.png" alt="青空と白い雲の風景写真">
- src 属性 (Source): 読み込む画像ファイルのパス(絶対パスまたは相対パス)を指定します。
- alt 属性 (Alternate text): 回線遅延などで画像が読み込めなかった場合や、視覚障害者向けの音声読み上げソフトが代わりに読み上げる「画像の説明テキスト」を指定します。
2. プロとして知っておくべきalt属性の書き方
alt属性は、単にSEOのためだけでなく、すべての人が情報にアクセスできる「Webアクセシビリティ」の観点から極めて重要です。
📝 alt属性の適切な書き分け
・意味のある写真: その写真が何を表しているのか、具体的に書きましょう。
(良い例: alt=”富士山頂から見た初日の出”、悪い例: alt=”日の出”)
・装飾用の画像: 背景のアイコンや、デザイン上の単なる飾り罫線など、情報としての意味を持たない画像には、空のaltを指定します。
(記述例: alt=”” と記述する。属性自体を省略すると、クローラーや読み上げソフトがファイル名を読み上げてしまいノイズになるため空にします)
3. レイアウト崩れを防ぐ width・height 属性とレスポンシブ
画像を表示する際、`` のように画像の元のピクセル寸法をあらかじめHTMLに直接数値で指定することが強く推奨されます。
🚀 なぜ寸法値をHTMLに書くのか? (CLS対策)
HTMLに寸法情報がないと、ブラウザは画像ファイルの読み込みが完了するまでその画像の大きさを知ることができず、ロード後にガクッとページコンテンツが押し下がる現象(レイアウトシフト)が発生します。これはユーザーに強いストレスを与え、SEOのスコア(Core Web VitalsのCLS)を下げる原因になります。HTML側にアスペクト比を伝えるために、必ず元の画像寸法を書きましょう。
スマホなどの小さな画面で画像がはみ出すのを防ぐ(レスポンシブ対応)には、CSSに以下のように指定するのが現代のWeb制作の基本です。
img { max-width: 100%; height: auto; }
4. iframeタグによる外部メディアの埋め込み
YouTube動画やGoogleマップ、SNSの投稿などを外部サービスから自分のページ内に埋め込むには、iframe(Inline Frame)要素を使用します。
<iframe src="https://www.youtube.com/embed/XXXXXX" width="560" height="315" allowfullscreen> </iframe>
iframeは別のWebサイトのウインドウを自ページの中に開く強力なタグです。通常、埋め込み対象のサービス(GoogleMapやYouTube)が提供する「埋め込みコード」をコピーしてそのまま貼り付けて使います。
HTMLコード上で `<img src=”icon.png”>` と記述し、alt属性自体を省略してしまった場合、どのような問題が発生するでしょうか?
※この問題の解答と解説は、ページ最下部(まとめの前)に掲載しています。
5. まとめと次回予告
画像の適切な配置方法(altの指定、width/heightによるロード時挙動の最適化)と外部コンテンツの埋め込み方を習得しました。これにより、視覚的に訴求力のあるWebサイトを構築する準備が整いました。
次回(第6回)は、「データの整理に必須のテーブル(表)の作成方法」をテーマに、複雑なセルの結合方法や表組みの書き方を徹底解説します!
📖 HTMLの基礎を全10回でマスターする
🔑 第5回 理解度チェックの解答と解説
【解説】
正解は「スクリーンリーダー(音声読み上げソフト)などが画像ファイルを認識した際、altの代わりに画像ファイル名(icon.png)をそのまま読み上げてしまう」です。ユーザーにとって意味のない文字列がノイズとなってしまうため、意味のない画像であっても `alt=””` と記述しておく必要があります。
