【Python第3回】演算子とリスト・タプル
Pythonで計算を行うためのさまざまな「演算子」と、複数のデータを1列にまとめて整理して格納する「リスト」および「タプル」の仕組みを学びます。
1. Pythonで使える主な計算演算子
プログラムの中で足し算や引き算を行うための記号を**「演算子(えんざんし)」**と呼びます。
一般的な加減乗除の記号には、足し算(`+`)、引き算(`-`)、掛け算(`*`)、割り算(`/`)が用いられます。その他に、Python固有の便利な演算子として、割り算の余りを求める `%(剰余演算子)` や、累乗・べき乗を計算する `**(べき乗演算子)` などがあります。
2. 複数のデータを並べて管理する「リスト」
1つの変数には通常1つの値しか入りませんが、たくさんのデータを一列に並べてまとめておきたい場合があります。これに用いられるのが `リスト(list)` です。角括弧 `[ ]` を使ってカンマ区切りで値を定義します。
リストの各要素を取り出したい時は、**インデックス番号**(順番)を指定します。プログラミングの一般的なルールと同様、インデックス番号は **「0」からスタート** します。
3. 書き換えができない配列「タプル」
リストとよく似た機能に `タプル(tuple)` があります。こちらは丸括弧 `( )` を使って定義します。
リストとの最大の違いは、**「一度作成したら、中身を変更・追加することができない」**という点です。設定データなど、プログラムの中で絶対に書き換えたくない固定データを取り扱う際に利用します。
4. 計算とリスト・タプルを操作するコード
以下のコードを記述すると、割り算の余りの計算や、リストへ値を追加する `append` などの基本的な配列処理を実行できます。
# 1. 演算子のテスト print(10 % 3) # 10を3で割った余りである「1」が表示される print(2 ** 3) # 2の3乗である「8」が表示される # 2. リストの定義と取得 fruits = ["リンゴ", "バナナ", "オレンジ"] print(fruits[0]) # 0番目の要素「リンゴ」が表示される # 3. リストへの追加 fruits.append("メロン") print(fruits) # ['リンゴ', 'バナナ', 'オレンジ', 'メロン'] # 4. タプルの定義と上書きエラー colors = ("赤", "青") # colors[0] = "黄" # エラーが発生する(タプルは中身を変更できないため)
📌 appendによるリストの末尾追加
リストオブジェクトの後ろに `.append(追加したい値)` と記述することで、リストの最後尾に新しい要素を簡単に追加することができます。これはユーザーの入力データをリストに蓄積していく際などに実務で非常によく使われます。
Pythonのリストにおいて、リストの末尾に新しい要素を追加するために使用する、リストの後ろに繋げて記述するメソッド名は何でしょうか?
※この問題の解答と解説は、ページ最下部(まとめの前)に掲載しています。
5. まとめと次回予告
第3回の講義はお疲れ様でした!今回の重要ポイントを振り返りましょう。
- `%` で割り算の余りを求め、`**` でべき乗を計算できる。
- リストは中身の変更・追加(append)ができる順序データ構造。インデックスは0から。
- タプルは丸括弧で囲んで作り、作成後の中身の追加や書き換えが一切できない。
次回(第4回)は、特定の条件によってプログラムの動きを変える最重要ロジック「条件分岐(if文)」およびPythonにおけるインデントのルールについて学びます。お楽しみに!
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🔑 第3回 理解度チェックの解答と解説
【解説】
正解は **`append`** です。 `my_list.append(“値”)` のように記述することで、リストの元のデータ構造を壊すことなく、その一番後ろ(末尾)へ効率的に新規データを追加することができます。変更不可能な「タプル」に対してはappendを呼び出すことはできません。