
借金120万って自己破産するほどじゃないよね?
でも毎月ギリギリで、貯金できない。
借金120万でも返せないなら、それはもう“立派な破綻”です。
我慢してるうちに首が回らなくなる人、山ほど見てきましたよ。


たしかに…。でも破産ってやっぱ抵抗あるっすよ。
せめて任意整理でどうにかならないかなって思っちゃいます。
借金をゼロにできるのは、自己破産だけです。
任意整理は、利息のカットや分割交渉によって返済の負担を軽くする手続き。
つまり「返済が続けられる人向け」の制度です。
一方で、借金そのものを“帳消し”にする手続きは自己破産しかありません。

この記事で分かる5つの事
自己破産と任意整理の違いにモヤモヤしている方へ。
「自分にはどっちが合ってるのか?」をはっきりさせるために、重要な5つのポイントを丁寧に解説しています。
- 自己破産・任意整理の特徴や違い
- 状況別に向いている手続きの選び方
- 両者のメリット・デメリット比較表
- 迷った時の選び方の判断基準
- 専門家への相談タイミングやコツ
自己破産と任意整理の特徴を整理
まずはそれぞれの手続きの特徴をシンプルに整理しましょう。
項目 | 自己破産 | 任意整理 |
---|---|---|
手続きの概要 | 借金をゼロにする手続き | 利息カット&分割払いで返済 |
裁判所 | 使う | 使わない |
借金減額効果 | 元本も含め全額免除 | 元本は減らないが利息が免除 |
財産の処分 | 一定の財産を処分 | 処分不要(財産を維持可能) |
期間 | 6か月~1年 | 3~5年で返済 |
信用情報への影響 | 約5~10年ブラック登録 | 約5年ブラック登録 |
状況別|あなたは自己破産・任意整理どっち向き?
以下のシチュエーションごとに、あなたがどちらの手続きに向いているかを確認しましょう。
🔹自己破産向きなケース
- 収入が不安定・収入がない(返済能力が乏しい)
- 借金が高額すぎて返済の見込みがない
- 財産やマイホームがない(または少ない)
- 人生をゼロから完全に再スタートさせたい
🔹任意整理向きなケース
- 安定した収入があり、少しずつ返済が可能
- 元本だけなら払えそうだが利息が重く返済できない
- 財産(家・車)を手放したくない
- 周囲に知られたくない・手続きの影響を最小限にしたい
メリット・デメリット比較表
具体的なメリットとデメリットをわかりやすくまとめました。
項目 | 自己破産のメリット | 自己破産のデメリット |
---|---|---|
金銭面 | 借金がゼロになる | 高価な財産を処分する必要がある |
手続き面 | 手続きが終われば再スタートできる | 裁判所での手続きが必須(やや手間) |
生活面 | 給料差押えなどがストップする | 一定期間、特定職業が制限される(士業・警備員など) |
周囲バレリスク | 官報掲載はあるが、一般的には知られにくい | 一部で官報からバレる可能性あり |
項目 | 任意整理のメリット | 任意整理のデメリット |
---|---|---|
金銭面 | 利息カットで負担減・元本のみ返済 | 元本は基本的に減額なし |
手続き面 | 裁判所を使わず手続きが簡単 | 和解が成立しない場合が稀にある |
生活面 | 財産(家・車など)を手放さずに済む | 和解後は毎月返済が必須 |
周囲バレリスク | 裁判所を使わないためバレるリスク低い | ブラック情報登録で5年ほど信用制限 |
迷った時に考えるべき3つのポイント
迷った場合、以下の3点をチェックしてください。
✔️①「返済能力」を確認する
- 全く返済できないなら自己破産が適切。
- 収入があり月数万円返済可能なら任意整理。
✔️②「残したい財産」の有無を確認する
- 財産がほとんど無いor手放しても構わない場合、自己破産で借金ゼロがスムーズ。
- 車や家を維持したい場合は任意整理が有利。
✔️③「将来への影響」を考える
- 一部の職業(士業や警備員等)への制限を避けたい人は任意整理。
- 職業制限が問題にならない・完全リセットしたい人は自己破産が適切。
専門家への相談タイミングとコツ
- 借金が返せなくなりそうな段階で早めに相談
→早期相談で選択肢が広がります。 - 複数の弁護士に無料相談して相性や提案を比較
→無料相談は法テラスや弁護士事務所で受けられます。 - 正確な情報を伝える(借入先・額・収入状況など)
→より適切なアドバイスが得られます。
よくある質問Q&A
Q. 家族や職場にバレるのはどっち?
- 任意整理の方がバレにくいです。
- 自己破産は裁判所手続きや官報掲載があるため、一部リスクがあります(ただし実際にはバレることは稀)。
Q. ブラック期間はどちらが短い?
- どちらも信用情報に約5年残ります。
- 自己破産は官報にも10年掲載されますが、一般人にはほとんど影響ありません。
Q. 費用が安いのはどっち?
- 一般的に任意整理の方が安い(1社あたり約2~5万円程度)。
- 自己破産は裁判所費用も含めると約30~50万円程度。
まとめ:結局どっちがいいの?
あなたに向いている手続きを改めて整理すると…
- 【自己破産向き】
- 収入や資産が少なく、返済の見込みがない人
- 借金をゼロにして完全リセットしたい人
- 【任意整理向き】
- 安定収入があり、元本返済なら可能な人
- 家や車などを守りたい・周囲に知られず進めたい人
迷ったらまずは弁護士・司法書士の無料相談を利用しましょう。プロのアドバイスで、自分の状況にピッタリの方法がきっと見つかりますよ。
もう一人で悩まなくて大丈夫。安心して、新しい人生の再スタートを切りましょう!